実地研修

9月19日~20日、2日間に亘り、大洗町漁協及び銚子市漁協、また、㈱ぎょれん鹿島食品センター及びヒゲタ醤油㈱の計4箇所を視察・訪問しました。

大洗町漁協では、生産者市場において沿岸で漁獲されたシラスの水揚げやセリ(ヒラメ、マダイ、イセエビ等)を視察し、その後、漁協の会議室において、女性部の活動や“地域・行政・組合員”参加型の漁協運営について様々な取組みについて説明していただきました。(シラス直売から始まり“かあちゃんの店”設立までの苦労話し、漁業者の手取りアップにつながる買取の仕組み、研究会活動)

学生達は、要所で組合員を集めて話し合いで物事を取り決めていること(民主的運営)、内外ともに垣根がなく地域に溶け込んでいること、漁協が組合員とお互い補完し良好な関係が構築されていることについて学びました。

また、水揚げ数量8年連続日本一を誇る銚子市漁協においては、主に近海マグロ・カジキ類の水揚げ場となる第1卸売市場、また、刺し網や小型底引き網等の沿岸漁業を中心とした水揚げ場である第3卸売市場を視察しました。後者においては、タイミング良く、銚子のブランドである日戻りキンメダイの水揚げと自動選別機による選別作業の様子を見ることができました。その後、新設の製氷冷凍施設を見学し、生産・保管能力の大きさ、また、氷出荷の種類等きめ細やかな対応についても、学びました。

水産加工場の視察について、茨城県神栖市の㈱ぎょれん鹿島食品センターで概要説明・施設見学を行い、北海道漁連と連携した取組みや本センターの位置づけ、徹底した衛生管理等が印象に残ったとの感想がありました。

現地で直接ご講義・ご指導いただいた関係方々に対し、ご協力をいただき、感謝申し上げます。大変貴重な体験をさせていただき、ありがとうございます。


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全国漁業協同組合学校
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