中央水産研究所・横浜市漁協見学研修

5月10日(水)中央水産研究所と横浜市漁協に見学研修で訪問をいたしました。 中央水産研究所では、概要説明後に衛生データ受信解説施設、水産生命情報研究施設および図書資料室の剥製展示を見学しました。学生からは、様々な研究の成果で、赤潮や魚の群れ、海の状況等の情報を得ることができ、海に関る多くの方が情報源として活用していることを知った。漁協職員として働くようになったら研究の結果や情報を役立てていきたいとの意見が多く出ました。

中央水産研究所の最寄の駅からモノレールと徒歩で横浜市漁協へと移動しました。 横浜市漁協へは毎年、水産概論と協同組合論(漁協編)の授業の一環として伺っています。横浜市漁協の松澤参事より漁協の歴史や資源管理の取り組み等についての説明をいただきました。斉田理事からはアナゴを例にあげて漁価向上の取組や漁協の取組むべき事業等について漁業者の目線からのお話を聞くことができました。学生からは、横浜市漁協が漁業者と蜜に連絡を行い、関係を深めお互いに協力をして資源管理等に取組み、直売所とどんぶり屋を経営して地産地消、魚食普及、ブランド化の促進や子供向けイベントの開催等の様々な活動をしていることに感銘を受けたとの意見が多くありました。

また、松澤参事より、漁協職員を目指す学生に、いい職員となるためには、与えられた仕事をこなし、苦手なことからも逃げずにしっかりと仕事をすることによって周りの職員や漁業者の方の信頼を得ることができること。行動を「まめ」にすることが大事なことであると教えていただきました。残念ながらこの日は時化で水揚げはありませんでしたが、学ぶことの多い研修となりました。ご指導いただきました中央水産研究所、横浜市漁協の皆様、ありがとうございました。


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全国漁業協同組合学校
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