ワーカーズコープ・日本生協連 見学研修

 

 2022年5月30日(月)に、「協同組合論」の授業の一環として、日本労働者協同組合連合会(以下、ワーカーズコープという)・日本生活協同組合連合会(以下、日本生協連という)を訪問しました。

 今回の訪問目的は、同じ「協同組合」という組織において、漁協との違いや共通点を学び、見聞を広めることです。

 最初に訪問した場所は、ワーカーズコープの東京中央事業本部(早稲田)に伺いました。

 中野理事より、ワーカーズコープの概要説明をして頂き、その中で、現在の日本が抱える課題には、高齢者の引きこもりが増えていることや、家族構成が変化していることで、ひと昔前に比べ地域から孤立する人が増えていることなど学びました。

 

 また、ワーカーズコープの働き方(協同労働)とは、「共に生き、共に働く社会を目指して、市民が協同・連携して、人と地域に必要な仕事をおこし、よい仕事をし、地域社会の主体者となる」ことです。

 その働きについて、実際にどのように取り組んでいるのかを、北川 東京中央事業本部事務局長より詳しく教えて頂きました。

 ワーカーズコープのこれまでの活動を通し、2022年10月1日に42年ぶりとなる新しい協同組合法が施行されることとなり、これも「誰ひとり取り残されない社会を創る」ことを目指した結果だと感じました。

次に、日本生協連(渋谷)を訪問し、最初に1階ロビーに展示されている、コープ商品ミュージアムでその70年間の歴史についてクイズ形式で学びました。学生たちも大変楽しく参加していました。

 学生の中にはコープ商品を注文している家庭も多く、「この商品好きなんです。おいしいですよね。」と懐かしみながら見学を楽しんでいました。

 その次に、二村常務理事よりご挨拶を頂戴し、松本渉外広報本部長から日本生協連についての概要説明をして頂きました。

 本校の学生にとって、特に興味を持った活動は、「植樹運動」です。北海道出身の学生も多く、小学生の時に取り組んだことのある学生もおり、身近なところに日本生協連とのかかわりがあることを知りました。

 最後にクイズに全問正解をした学生に、豪華賞品が授与されました。お心遣いを頂きありがとうございます。

この研修を通して、持続可能な社会の実現を目指し、人と人とのつながりを大切にしていることを改めて学ぶことができました。

また、多くの方々に温かく迎え入れて頂きましたことに、この場をお借りしまして感謝申し上げます。

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全国漁業協同組合学校
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