横浜市漁協見学研修

晴天に恵まれた2022年5月18日(水)に、今期初めてとなる見学研修のため、横浜市漁協を訪問しました。
横浜市漁協では、海苔やシャコ・アナゴの漁が古くから盛んな地域ですが、環境の変化により近年の漁獲量が激減しています。そのためシャコやアナゴの資源管理について、どのように行われているのかを学びました。
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そして、黒川組合長より学生に対し「10の事を10やればいいのではなく、時には意見のぶつかり合いをしながら自身の能力を伸ばしてほしい。また、漁業者が減っている原因として、安定した収入がないことが挙げられる。安定した収入を作るように努めていくことが、漁協職員としての仕事でもある。頑張ってほしい。」と社会人としての心構えを教えて頂きました。
また、松澤参事からは「組合の勤めは漁業者のサービスの向上である。そのため、ホウ・レン・ソウをしっかりすることが大切。また努力は見ている人は見てくれている。いずれ評価に繋がってくるのでしっかり取り組んでいってほしい」とアドバイスを頂きました。
座学による概要説明の後は、選別作業を見学しました。最近の水揚げは太刀魚、鯛、アジ類、スズキ類が占めており、立派なサイズの魚が水揚げされていました。
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次に、100年以上も続く伝統的な海苔の産地として有名な野島へ移動し、海苔の加工場を見学しました。
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ここでは、海苔の種付けから製品を販売するに至るまでの一連の流れを行っています。海苔においてはクロダイ、アイゴ等の魚による被害だけでなく、最近ではカモによる鳥の被害も受けており、今年の生産量は例年に比べ1/3程度まで激減しているとのことです。
こうした漁業の現状や課題を直接聞くことができ、大変勉強になりました。
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今回の見学研修では、北海道、愛媛県出身の83期生にとって、地元とは違う都市型漁業・漁協の取り組みを学ぶことができました。
この度の見学研修にご協力頂きました、黒川組合長をはじめとする横浜市漁協の皆様、忠彦丸の緑川様には感謝申し上げます。
ありがとうございました。
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